バイアラン（BYARLANT）
バイアラン（BYARLANT）
は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の兵器。ティターンズの試作型モビルスーツである。
型式番号: RX-160
機体解説
キリマンジャロ開発基地にて10番目に開発された機体。ジェットエンジンによって大気圏内を飛行可能。換装すれば宇宙空間での運用も可能である。
本機は飛行ＭＳとして開発されたものである。一説では強襲用非可変機のコンセプトの基に、ガンダムMk-IIIと競合して進められたとも、機体価格が高額で運用に手間と費用も掛かるアッシマーを代替する迎撃ＭＳとして開発されたとも言われる。構造や外見がパプテマス・シロッコのジュピトリス系ＭＳに酷似しており、シロッコが設計した機体という説もある（近藤和久のコミック版では、シロッコが設計した機体になっている）。
バイアランの特徴は、大気圏内を自力飛行することにより他の可変MSに対してアドバンテージを生むことであった。しかし大気圏内をＭＳが単独飛行するには、大推力で強引に機体を飛ばすか、ミノフスキークラフトで浮かばせるしかなく、前者の方法を採用した本機は(1)防御力の低下（装甲の軽量化とスラスター被弾率の高さ）(2)携帯火器の携行が不可能（三本指の特殊マニピュレーターの為）(3)空力特性優先の汎用性低下という問題を生んだ。推進剤搭載量も多くないので長時間の飛行はできない。さらに宇宙にステージが移ってからは大気圏内を飛行するしか能のないMSなどなんのメリットもなく、まして試験中に開発工廠のキリマンジャロ基地が陥落した為、開発は打ち切られた。
武装は両腕部に高出力メガ粒子砲一門とビームサーベルを一本ずつ備えている。
機体諸元 バイアラン
型式番号 RX-160
所属 ティターンズ
建造 キリマンジャロ開発基地
生産形態 試作機
頭頂高 18.6m
本体重量 34.2t
全備重量 54.7t
ジェネレーター出力 1,760kw
スラスター総推力 64,000kg（ロケット）
22,400kg（ジェット）
センサー有効半径 9,890m
装甲材質 ガンダリウム合金
主な搭乗者 ジェリド・メサ 他
武装 ビームサーベル
メガ粒子砲×2
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